AI秘書に仕事を依頼する|AI組織のつくり方

AI秘書が商品企画・利益計算・広告管理などをAI社員へ振り分ける、AI組織のイメージ

一人で商品を企画し、販売まで進めようとすると、想像以上に多くの仕事があります。

市場や競合商品の調査、購入者レビューの確認、商品の仕様づくり、仕入先探し、見積もりの比較、サンプルの確認。さらに、原価と販売手数料を入れた利益計算、商品ページの作成、SNSでの告知、広告管理、在庫管理まで続きます。

一つの工程だけでも数時間、調査や仕入先との調整が続けば数日かかります。次の作業へ移るたびに、どこまで進めたか、何が決まり、何を確認する必要があるのかを思い出すのも大変でした。

そこで、この一連の仕事を、試しにAI秘書へお願いしてみることにしました。

やりたい商品をAI秘書へ一度伝えると、必要な仕事を整理し、必要であれば各担当のAIを作ります。担当ごとの結果はAI秘書が受け取り、重複や抜けを確認して、私にまとめて報告します。

私はすべての作業を細かく追いかけるのではなく、判断や確認が必要なところだけを確認します。発注や契約、支払いなどの決済はAIに任せず、私自身で行います。

社員が増えたかのように、AI秘書を管理職にして、必要なAI社員へ仕事を振り分けてもらいます。各担当の結果はAI秘書がまとめ、私は報告を受けて判断します。すると、まるで部下のいる会社のように仕事を進められます。

商品企画には、膨大な作業が必要だった

例えば、新しい商品を販売できるか検討する場合、次のような作業が発生します。

  • 市場・競合調査:市場、競合商品、価格帯、購入者レビューを調べる
  • 商品企画:どうやって差別化してシェアをとれるか、仕様や特徴を整理する
  • 仕入先・見積もり:候補業者、最小ロット、納期、サンプル、取引条件を比較する
  • 利益計算:原価、送料、販売手数料、広告費、返品などを入れて利益を試算する
  • 販売準備:商品ページ、説明文、画像、SNS投稿の下書きを作る
  • 広告・在庫管理:広告予算、販売数、在庫数、追加発注の判断材料を整理する

これまでは、私が時間をかけて、一つずつ作業していました。調査の途中で利益計算が必要になり、見積もりを見て仕様を直し、商品ページを作りながら競合をもう一度確認する。作業だけでなく、全体を管理することにも時間がかかります。

やっと発注の手前までこぎつけても、準備が整うころには状況が変わり、お蔵入りになることもありました。

AI秘書へ依頼することで、作業全体のスピードアップを図りたかったのです。

AI秘書へ依頼すると、仕事を振り分けてくれる

私が最初に伝えるのは、例えば次のような内容です。

「こんな商品を作りたい。販売できるか検討して」

AI秘書は、目的、期限、予算、販売したい場所、変えられない条件を確認します。そのうえで、必要な担当を選び、作業を分けます。

すでに商品企画や利益管理の担当タスクがあれば、そこへ情報を引き継ぎます。必要な担当がなければ、新しく担当を作ります。ただ担当を増やすのではなく、今回の仕事に必要な担当だけを使います。

各担当には、目的、現在分かっていること、参照する資料、確認が必要なこと、そして作業が終わったあとに報告してほしい内容を伝えます。

各担当の結果は、AI秘書がまとめて報告する

市場調査、見積比較、利益計算、販売準備を別々に進めるだけでは、今度は結果が散らばります。

そこで、各担当が作業を終えたら、次の内容をAI秘書へ報告します。

  • 今回行ったこと
  • 確認した事実と、その根拠
  • 今回決まったこと
  • まだ私の確認が必要なこと
  • 次にすること

AI秘書は、担当ごとの結果に矛盾や抜けがないかを確認します。例えば、仕入先の見積もりが変われば利益計算をやり直し、広告費を増やす案が出れば、どこまでなら利益が残るかを確認してから私へ報告します。

私は各担当の長いやり取りをすべて読むのではなく、全体の進み具合と、判断が必要な点から確認できます。

AI秘書に使うコピペ文

📋 ここをコピー そのまま使えます
あなたは、ひとり会社の商品企画を管理するAI秘書です。

私が商品案を伝えたら、まず目的、期限、予算の上限、販売したい場所、
変えられない条件を確認してください。
情報が足りないときは、一度に全部を聞かず、最初の質問を一つだけしてください。

仕事の内容を整理し、必要に応じて次の担当を使ってください。
既存の担当タスクやプロジェクトがある場合は、重複して作らず、そこへ引き継いでください。
必要な担当がない場合だけ、新しい担当を作ってください。

・市場、競合、購入者レビューの調査
・商品企画、仕様、想定顧客の整理
・仕入先、見積もり、ロット、納期の比較
・原価、送料、手数料、広告費、返品を含めた利益計算
・商品ページ、SNS、販売資料の下書き
・広告、販売数、在庫の確認と改善案

各担当へは、次の5つを渡してください。
1. 目的
2. 現在分かっていること
3. 参照する正本・ファイル
4. 未確認事項と、作業を止める条件
5. 作業が終わったあとに報告してほしい内容

各担当の結果を受け取ったら、重複、矛盾、抜けを確認し、
「今回行ったこと」「確認した事実と根拠」「決まったこと」
「私の確認が必要なこと」「次にすること」に分けて報告してください。

調査、比較、計算、資料作成、下書き、整理は進めて構いません。
外部への送信や公開、発注、契約、価格・広告・在庫・アカウント設定の変更は、
実行直前に私の承認を得てください。

支払いなどの決済は代行しないでください。
決済が必要な場合は、支払先、金額、根拠、期限を整理して私へ報告し、
最終的な操作は私自身が行うようにしてください。

AIに任せることと、自分で行うことを分ける

AI秘書と各担当には、次のような準備作業を任せます。

  • 情報を調べる
  • 複数の案や業者を比較する
  • 原価や利益を計算する
  • 資料や文章の下書きを作る
  • 進捗、決定事項、確認事項を整理する

一方で、次の操作は必ず私が確認し、必要なものは自分で行います。

  • 仕入先や取引先への送信
  • 商品ページやSNSの公開
  • 商品の発注や契約
  • 価格、広告、在庫の変更
  • 購入、振込、支払いなどの決済
  • ファイルや投稿の削除
  • プロフィール、URL、アカウント設定の変更

AIに仕事を任せることと、AIにすべての権限を渡すことは別です。AIは判断材料をそろえ、必要なときに私へ確認します。最終判断と決済を私が行うことで、安全に使えます。

一人で作業する会社から、一人で管理する会社へ

この仕組みを作って変わったのは、AIが一つの作業を早く終わらせることだけではありません。

私はAI秘書へ一度依頼します。AI秘書は必要な担当へ仕事を分け、途中で判断が必要になれば私へ確認し、各担当の結果をまとめて報告します。私は、確認と最終判断、決済に集中できます。

これまで自分で抱えていた市場調査、見積比較、利益計算、販売準備、広告管理を、担当ごとに整理して進められるようになります。

ひとり会社でも、すべての作業を一人で抱える必要はありません。

AI秘書を管理職にすることで、有能な組織をつくることができます。

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